小山市は市役所内における係長以上の管理監督者に占める女性の割合が31.0%と高い割合で、女性の活躍に力を入れているまちだ。

またICT活用も積極的に推進し、2024年度までに市職員のテレワーク実施者を年間70人まで増やす予定である。そして小山市では新たな挑戦、「デジタル・トランスフォーメーション(以降、DX)を推進」し、「女性が活躍するまち」として動き出そうとしている。

第1回目では市役所の女性管理職の方々に小山市が女性の活躍できる環境を構築するために何が必要か、またDXの可能性についてお話を伺った。
小山市の新たな挑戦。DXを活用し、女性が活躍するまちへ

第2回目である今回は、実際に小山市で活躍する3名の女性にインタビューを行い、市民や企業が抱いている課題や期待について深掘りしていきたい。

挑戦したい人を後押しし、様々な世代がつながることができる地域に

様々な世代が交流しながら色々なことに挑戦し、地域全体で子どもたちを育てる。そんな場の提供を実践している市民団体が小山市にはある。それが桜小町MAOだ。代表の荒川留美さんに桜小町MAOをはじめたきっかけや活動内容について伺った。

荒川さん:幼稚園のママサークルでバザーや手作り品を出品したのがきっかけです。それからメンバー3人でガレッジセールをやろう!と、それぞれの家で3回実施しました。その時に集まった近所のママたちにすごく喜ばれたんです。その後、地域のシェアスペースでママ’sマルシェを開催しました。今はコロナで自粛していますが、2015年から年2~3回開催していました。

マルシェを開催していくうちに、親同士が一緒に子どもを地域で育てようという認識にもなっていきました。子どもの主体性を育てたい、たくさん経験をさせてあげたい気持ちが大きかったので、マルシェで子どもブースを設けて好きにやらせました。すると、自然と大きい子が小さい子の面倒も見てくれるように。また昔遊びブースをやったら、近所のおじいちゃんおばあちゃんも来るようになり、多世代交流ができました。その後はお年寄り世代の手も借りられるようになり、関わってくれる年代が広がっていきました。介護施設でイベントを行うこともあり、触れ合う大人にも子どもにも良い機会になっていると思います。

そして、ママだけでなくてパパもやろうということになり、メンズマルシェも開催しました。パパが頑張っている姿を子どもたちに見せられました。色々試行錯誤していくうちに、借りているシェアスペースでは規模が足りなくなり、2019年には小山市立文化センターで開催しました。多くの方に出品していただいたり、ステージでも様々な世代に発表してもらったり…企業も協賛してくださり、幅広く巻き込めました。

子育てが原動力。多世代が交流することでお互い学び合える

――多世代で幅広い方々を巻き込み、活動がどんどん大きくなっていったんですね。荒川さんにとって、活動の原動力は何でしょうか?

荒川さん:子育てが原動力です。イベント企画はもちろん楽しさもありましたが、子どもを育てることが第一の軸でした。大人が頑張っている姿を見せたいと思ったんです。出産前は東京の百貨店で美容部員として働き、店長も務めていました。出産当時は会社の育児支援制度が整っておらず、仕事を辞めてしまいましたが、仕事をしていないと社会と離れてしまうと感じていました。活動を通し、社会とつながることで、見える景色が違うと実感しました。

――桜小町MAOは目の前の人の想いを可視化し、活躍できる場や出番を作っているのではないでしょうか。色んな人が気軽に参加でき、社会への挑戦を後押ししていると感じました。

荒川さん:タイミングときっかけがあれば、人は色んなことに挑戦できると思っています。大人も子どもも得意なことを活かしてほしいですね。ここまで大きくできたのはチームメンバーや地域の方々のおかげです。小山市にある地域コミュニティは、挑戦することを受け入れてくれる環境だと思います。

地域全体で子どもを育てるという意識へ

桜小町MAOの話を伺うと、小山市にはすでに女性だけでなく様々な世代が声をあげ、挑戦し、そして互いにつながっていくためのプラットフォームが形成されているように思えた。そして様々な世代が挑戦するためには、地域社会全体で意識を変えていく必要があるという。

荒川さん:子どもをもつと、母親は家に縛られがちになります。母1人だと家事・育児以外に何もできないし、外にも出られません。家庭でも地域でも、母親が外に出られるようなサポートが必要です。今でも女性が子どもを置いていくなんて!という人もいます。社会全体で子育てをしていく意識が必要です。子育ては1人ではできません。そして子どもがいないと地域は衰退していきます。女性の活躍できる場を作るためには、地域として社会全体で子どもを育てる意識を高めることが必要だと思います。

子どもは家庭だけでなく地域全体で育てるーそして家庭、企業・業界、地域社会の理解やサポートがあってこそ、女性が社会に出て活躍できるのだ。

違いを価値に。人や企業の魅力、可能性を引き出す企業

次にお話を伺ったのは栃木県内の企業などに対する人材育成・研修事業を行っている株式会社エス・ティライン、代表取締役の佐藤さん。同社の社員である田中鈴枝さん、見目幸重さんとともに、事業内容や小山市の企業が抱える課題について伺った。

佐藤さん:人の可能性をより多く引き出したいと思い事業をしています。人の可能性は組織や社会に埋もれてしまっていると、なかなか気づくきっかけがないんですね。どんな組織でも輝いている人は、誰かのせいにせずに、自分から積極的に人と関わり、ヒントを得て成果を出していく。人は人との関わりがあってこそ良さが出る、人と関わることで良さが引き出せ、高め合えると思いました。そのきっかけに気づくのは学びの場だと思い、事業を始めました。

――お話を聞き、何かを教える研修ではなく、コミュニケーションの中から人の本質を引き出していくことを重視していると感じました。研修という場だけでなく、日常的に出会った方々に対してもそういったコミュニケーションを意識しているのでしょうか?

佐藤さん:基本的に人に興味があるので自然にそういう対話をしています。経歴として、百貨店勤務後にメーカーへ転職したのですが、バックグラウンドが異なることで共通言語がありませんでした。でもその「違い」こそ自分が変わるきっかけになりました。違うことが新鮮で、相手を知ることが楽しかったんです。また、違いがある中でぶつかったからこそ、良いチームになるし、互いに高め合えました。違うからこそ人と協働する意味がある、同じだと面白くないと思います。男女も世代間もそうですよね。違うからこそ面白いし学びがあり、それが価値となります。

――まさしくダイバーシティですよね。ダイバーシティも「違いを力に変える」ことだと思います。

地元企業の可能性を引き出し、魅力ある企業の存在を若い世代に発信したい

小山市は若い世代の流出、特に若い女性の流出が多い地域だ。佐藤さんたちから見た小山市の課題、そして若者から小山市の企業が選ばれるためにはどうすべきか、また先進的な取り組み事例について伺った。

佐藤さん:小山に限らず栃木や地方ではやはり閉塞感があるように感じます。女性がそれぞれもつ固定概念の慣習を覆すのが難しい。また地方だと、知る機会や学びの場などが圧倒的に少ないと感じます。

地元企業が選ばれるためには、長期的に安定・安心して働ける環境が整えていくことや、将来のキャリアプランを見せていく、発信していく必要があります。経営者によっては従業員のニーズに合わせて柔軟に働きやすい環境を作っている企業もあります。県内の事例では、写真館「天使の森」を運営している株式会社田村写真館が成功しているといえるでしょう。

79名いらっしゃる従業員の約9割が女性、うち半数近くがパートタイマーという職場環境なのですが、産休・育休明け社員のニーズを聞き、時短勤務制度を作るなど働き手に合わせた人事制度を構築しています。またパートタイマーの方をさらに社保加入、扶養範囲内、準社員に細分化し、柔軟に対応されています。これにより高い技術をもつスタッフの流出も防げますし、何より雇用形態問わず誇りをもって活き活きと働く姿に感銘を受ける方は多いでしょう。

見目さん:子育てへの理解、そして柔軟な働き方を含め、子育てしながら働く友人からは、在宅勤務や子連れ出社など融通の利く弊社も魅力的に見えているようです。やはり子どもが……という理由で仕事を諦めている方もいます。わたしの子どもも「ママの会社で働きたい!」と言ってくれるので、とても嬉しいですね。こういった事業を通して企業経営者の意識も変えていければと思います。そうすれば子育てをしている方にもより住みやすい地域になっていきますし、子どもも将来の仕事のイメージが付きやすく選択肢が増えるのではないでしょうか。

――素敵な取り組みですね。そういった魅力的な企業が小山市にあるという情報はなかなか出てこない、若者には伝わっていないと感じます。

田中さん:小山市の魅力や可能性を打ち出していく重要性を感じており、地元企業のPRなどもしていきたいと思っています。

――人や企業の可能性を引き出す皆さんだからこそ、企業をPRすることが可能だと思います。仮に企業に課題があっても皆さんが解決策を提案し伴走していける存在ですし、女性が活躍できる企業を可視化することは地域にとっても重要だと思います。

経営者層を含め企業全体で女性の働き方についての理解を深めることが重要

前回の小山市役所の女性管理職の方々へのインタビューの際にも、女性が働きやすい環境を作るためには身近な人の意識を変えることが重要であると語られていた。今回のインタビューでは、家庭内とともに企業の意識変革の必要性も挙がった。

佐藤さん:小山市にも女性リーダーを育てたいという企業もありますが、なかなか持続していません。1~2年研修を実施しても管理職がまだ出てこない企業もあります。女性もそれ以上の昇進を望んでいない場合もあるのです。

原因の一つは女性のほうが男性に比べると学ぶ実績、任される経験、成功体験が圧倒的に少ない、またロールモデルがいないことでキャリアプランを描けないことです。もう一つは家事が疎かになることへの罪悪感です。地方の女性は責任感が強く、妻として母として「やらねば」の思考になってしまっているのではないでしょうか。

以前行った男女ビジネスリーダー研修で参加者30名中4名のみ男性が参加されました。その時に40代の男性が「女性がこんなに悩んでいることを初めて知った、今まで何も聞いてあげられてなかった」と語ってくれました。企業の経営者自身、そして企業全体でまず自分事にしていき、家事・育児にコミットするパートナーへの理解を深めることが大事だと思います。

エス・ティラインの方々は人材育成を通して企業の課題を把握し解決する。そして企業の魅力を引き出し、後押しできるノウハウがある。小山市にこのような想いを抱き事業を推進している企業があることは、地域の魅力、地域の資産だと感じる。

女性が新たに参画することで業界・組織変革のきっかけに

企業単位だけでなく、そもそも働く女性が少ない業界もある。続いてお話を伺った、大朏沙耶さんが属する建設・土木業界もその一つだ。株式会社トチナンで働く若手社員の大朏さんは、高校時代から手に職を得て、建設・土木業界で働きたいと考えていた。しかし就職時に県内の建設会社で現場管理職として女性を採用していたのが唯一、株式会社トチナンだけだったという。大朏さんに建設・土木業界にて働く上で課題だと感じることを伺った。

大朏さん:現場管理として建設現場で働く際、仮設トイレは男性用しかないことが多いです。女性用の着替える場所もないので、コンビニのトイレや車で着替えることもあります。大手企業は現場管理も徐々に女性が多くなってきたと感じますが、弊社は今まで現場管理に女性がいなかったため、女性が働きやすい環境や制度はこれから整備されていくのかなと思います。結婚・出産後どうなるのか。働き続けていきたいと思っているため、そのための制度があればと思います。子育てのために辞めてしまう人もいますが、辞めると復帰できるのか不安ですね……仕事を辞めずに継続して働きたいと思っています。

肉体労働も多いため男性が担うことが多かった建設・土木業界だが、大朏さんのような女性が働き始めたことでまさしく今、変革期に移行しようとしている。今までと「違う」人材が入ってきたことにより、組織や環境をより良くするための対話が可能となる。大朏さんのようにまずは女性が参画することも、組織・業界変革のきっかけになるだろう。

業界・企業におけるDXの推進とともに地域コミュニティの基盤づくりを

業界・企業においてDXを推進するために、経営者は変革を受け入れる覚悟が必要

女性の活躍を促すツールの一つとして小山市が今後注力していくDXに関する事業。実際に小山市の建設会社で働く大朏さんはどのような可能性を感じているか伺った。

大朏さん:現場にカメラを付けてもらえれば、現場管理など業務によってはテレワーク推進も可能になります。ですが現状では、できる現場は限られていると思います。建設現場は現場第一なところがあり、現場の方々はなぜ現場に来ないのか?となってしまうのではないでしょうか。またスマホやPCの使い方も慣れていない方も多いです。ガラケーやFAXが主流で、世代間でギャップがあります。

業界の構造的な課題ともいえるが、その産業が持続可能であり成長し続けていくためには多くの人がより働きやすくなる仕組みや環境を整備することが重要だ。働き方を変えていくことで、女性をはじめとした様々な人材が挑戦できる環境を整えることができるのだろう。その手段としてデジタルの活用は避けては通れないはずだ。研修業務で市内企業と対話することの多い、エス・ティラインの佐藤さんはこう話す。

佐藤さん:小山市の企業はデジタルツールの活用方法を知りたがっていると思います。ただ企業内外で対話できていない状況だと思います。難しいよね、で終わってしまっています。経営層と、なぜ今までできなかったのか、波風を立ててでも変わらないともう5年後はないかもしれない、今変えていくしかない、と対話することが重要です。変革を受け入れるためには覚悟が必要なのです。

業界や企業が変革をしなければいけないのは認識しているが、どうやって推進すれば良いのかわからないのが現状であろう。その業界・企業と伴走者となるパートナーが行政であり、変革を実践している企業であり、DXを推進している企業である。

小山市の人口動態を見てみると、2019年転入人口は約96,000人、転出は約93,000人となっており県内では宇都宮市に次いで2番目に規模が大きく(*1)、また昼間の流入・流出人口(従業者・通学者)はともに約34,000人(*2)と比較的流動性が高い地域といえる。様々な世代の人々や変化を受け入れる土壌が小山市には備わっているのだ。

変革期の今だからこそ、行政や業界・企業同士がパートナーシップを結び、新たな挑戦に向けて一丸となって取り組むべきであろう。

DXを推進していく一方で、地域コミュニティの存在の重要性が高まる

小山市がDXを推進し新たな挑戦を実施していくことにより、様々な人の流入が加速していくことが想定される。テレワークをしながら地域でつながりを求める人も増えるかもしれない。新たな移住者・企業にとって、地域に帰属意識を持つために地域コミュニティは大きな役割を果たす。小山市で活動する桜小町MAOはそういった人・企業の受け皿になり得るのではないだろうか。

荒川さん:地域には受け入れる体制は整っていると思います。地域を盛り上げてくれる人は大歓迎です。一方でデジタル化の影響でリアルな人間関係が希薄になるのは懸念しています。デジタルツールは便利ですが、人と人とのつながりは大事にしていきたいと思っています。どうデジタル化と共存するかだと思います。

DXの推進により、様々な人へチャンスが拡大する一方、実際の人と人とのコミュニケーションの質が重要になってくる。桜小町MAOのように、人とのつながりを大切にし、育んできた土壌が小山市にはあるのだ。

小山市内で形成されつつある市民中心のエコシステム

一人一人の価値を上げていくことが大切。それは小山市全体の価値を高める

女性一人一人が思う「女として」「妻として」「母として」の概念や意識はそれぞれ異なる。生まれ育った家庭環境や社会環境によって形成されてきた概念は、時には自分の人生の選択肢を狭めている一つの要因となってしまうこともあるだろう。結婚し妻となったから、子どもがいるから、仕事だから仕方ないと諦めたり、決めつけたりし、自分を犠牲にしていないだろうか。今回のインタビューを通して、生き生き活躍している女性たちは家庭や外部環境を責めずに、自分の人生を選択して切り開き、コントロールをしながら生きていると感じた。

エス・ティラインの見目さんも入社前は家族に対して「母として家事をやってあげないと」と考えていたことで、結果生活のバランスが崩れてしまっていたという。

見目さん:一時期家庭に戻ると時間に追われる生活で、家庭や仕事のバランスが崩れてしまいました。そのような中、弊社の佐藤から「まず自分が健康で充実していることが重要」と言われ、自分の意識も変わっていきました。働くことが楽しくなり、両親や家庭のサポート体制も厚くなったことで、心身ともにバランスも良くなりました。

一人一人の意識が変わることで、家庭やその周りの環境の見方も変わっていく。そしてそれは社会全体へと波及していくことも可能だろう。同じくエス・ティラインの田中さんは、個人の幸せと地域全体の活性化は関連があると話す。

田中さん:仕事でも家庭でも心身ともに健康でいる人を増やしていきたいです。職場と家庭でギャップがあっては個人の幸せにつながらないと思います。ワークライフバランスが整っている人たちが増え、家庭も仕事も充実した人が増えれば、その結果小山市全体が魅力ある地域となり、活性化され地域全体の価値が上がると思います。

一人一人が自分の人生について深掘りし、価値を高めていく。それは自分自身の自己肯定感の向上にもつながる。そういった魅力的な人が増えていくことで、その地域には人が集まり、そして活性化にもつながるのだろう。エス・ティラインの方々をはじめ、人を引き寄せる方々がいる小山市はその可能性がある地域といえるのではないだろうか。

女性が活躍するためには「個人」、「家庭」、「社会」の基盤が整ってこそ。そこにDXの可能性がある

しかし女性が活躍できるような環境を構築するためには、個人の意識を変えるだけでは十分ではない。その他の要素として「家庭」そして「社会」の基盤を整える必要がある。従来は女性が家庭にコミットし、多くの家事や育児を担うケースが多かったが、「家庭」の基盤を変えていくためには、家庭内でその意識を見直し、実践していかなければならない。そして業界・企業など社会全体で制度・風土の変革も必要だ。行政とともに企業経営者へ変革を促し、基盤を構築していかなければならないだろう。

働きやすい環境を構築するための要素(*筆者作成)

それぞれの要素が揃うことで、女性が活躍できる基盤が整えられる。そして女性だけでなく周りの人にとっても、環境をより良くするため、豊かな生活を送るために、DXが必要なのではないだろうか。例えば家庭内におけるIoT家電や介護製品の活用、家事・育児の見える化やスケジュール・タスク管理、また社会においてもデジタルを活用した業務改善や電子化、情報の一元管理などが挙げられる。DXは変革する地域の活力となるだろう。

カギは市民・企業・行政をつなげるエコシステムの形成。そのドライバーはすでに小山市に

持続可能な地域社会を実現していくために、市民、企業や研究機関、行政が密に連携したエコシステムの構築は重要である。エコシステムが循環するためのカギは、他の地域との差別化をし、プレイヤーを集めるための「ストーリー」、エコシステムとビジネスを循環させる「拠点」、そして組織間の連携などの環境構築をリードする「駆動役(ドライバー)」の3つだ。

エコシステム構築要素(*3を参考に筆者作成)

荒川さん:企業や団体同士の連携が必要です。他地域でも活動されている方はたくさんいます。つながらないともったいない。

佐藤さん:小山市で積極的に活動されている方はたくさんいますが、まだ点でしかありません。点と点をつなぎ、それぞれが面となるよう、連帯感をもって小山市を盛り上げていきたいですね。

荒川さんのような市民に寄り添いつながっている方、佐藤さんたちのように小山市の企業とつながり、魅力を引き出すことができる方々、そして女性の働き方の先陣を切ってきた小山市役所の女性管理職の方々など、小山市には地域で駆動役となるドライバーがすでに存在している。小山市の新たな挑戦分野であるDXを推進する企業と連携することで、さらにエコシステムが強化され、大朏さんのような業界を変革させるプレイヤーが増え、さらに活躍できる幅が広がる地域となるだろう。小山市が個人にとっても企業にとっても持続可能かつ生き生きとした地域社会になることを期待したい。

本記事は「女性の活躍×デジタルトランスフォーメーションを推進するまち小山市・関係人口創出事業」の一部として制作しております。

2021年1~3月にかけて、小山市をフィールドにした挑戦の可能性について語り合う場を開催し、小山市と連携した持続可能な開発目標(SDGs)の推進に関心のある企業や個人の方々を募集します。

全3回のイベントを予定しており、1回目の概要は以下となります。
・日時:2021(令和3)年1月26日(火曜日)19:30~21:30
・費用:無料
・開催方法:zoom
・主催:小山市/株式会社kaettara
※Web会議ツール「Zoom」を使用して開催します。

イベント詳細は小山市のホームページをご参照ください。
https://www.city.oyama.tochigi.jp/site/iju/234974.html

小山市と連携した持続可能な開発目標(SDGs)の推進に興味のある企業のみなさま、個人のみなさまのご参画をお待ちしております。

参考文献

*1:栃木県庁 「報告書『令和元(2019)年栃木県の人口』」、統計表
*2:栃木県小山市 「小山市統計年報 平成30年度版」
*3:オープンイノベーション・ベンチャー創造協議会(JOIC)事務局、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 「オープンイノベーション白書 第二版

取材協力

桜小町MAO

株式会社エス・ティライン
所在地:栃木県小山市神鳥谷2-30-2
電話:0285-39-8890

株式会社トチナン
所在地:栃木県小山市大字乙女1339
電話:0285-45-8352

制作

小山市株式会社kaettara